絶対音感・相対音感
絶対音感、って聞いたことありますか? 音楽をやってる人ならおおよそ知ってますね。
ピアノの適当な鍵盤を、1つ、また幾つかアットランダムに聴いて、正確に音の高さを言えたり、楽器以外にもコップや窓ガラスを打つ音の高さが「レ」とか「♯ソ」とか感じる能力です。 この能力の習得には年齢が関係していて、7歳くらいまでに訓練をしないと付きにくく10歳を超えると殆んど付かないと言われています。完璧なものからだいたい、など、程度の差もあります。 それに対して「相対音感」があります。ある音と音がどの位離れてるかを「音楽的文脈」で聞き取り理解できる耳で、何歳になっても幾らでも訓練で発達します。絶対音感が有る人は、ピッチのズレた楽器音が気になったり、カラオケなどで「キー」が変わると強い違和感を感じるそうですが、楽器を使わずにメロディーや和音を楽譜に書くのは早くできるようです。 録音技術が無かった時代、バッハやベートーヴェンなど昔の音楽家たちはこの能力を持つことは活躍するのにとても有利でしたが、現代においてはどの程度有利なのか、判断が難しいのです。私は絶対音感は”僅か”しかありませんが、相対音感は高度に訓練してきました。 現在も「絶対音感習得メソッド」等が謳われてますが、音楽をやる耳としては高度な「相対音感」を養っていく事は更に重要で、ひいてはさまざまな音楽性を高めていくことが最重要なのはいうまでもありません。ですが音楽をプロレベルでやっていくのに「絶対音感」があると、とても便利であるのは確かですね🎵。